守れば幸福になる厳然とした
日常の法則、幸福の法則(くらしみち)。
自分をとりまく多くの人々や、
物や自然との関わりなしには生きられない私たちです。
そこには、おのずから社会生活の規範が生まれます。
人と人、人と物、人と自然の間にある道。
幸せに生きるくらしみち。
――それが純粋倫理です。
物の世界に「物理」という法則があるように、
人間には「倫理」という法則があるのです。
「こんなときどう行動すればいいのだろう」
「どんな心がけが幸福を招くのか」
「人間関係をよくする秘訣はあるか」
「人生の岐路に立ったときの心構えがほしい」
「この苦しみをどう受け止めればいいのか」...
そんな問いに答える人生の指針、道しるべとして、
人のあるべき道を純粋倫理は示します。
*
純粋倫理はただ知っているだけでは意味がありません。
実際にやってみることで、正しさがわかるもの。
実生活に役立ててはじめて、
「なるほど、倫理とはこういうことか」と腑に落ちるものです。
人間生活の規範といえば、一般に「道徳」という言葉を連想します。
もちろん道徳は、先人の叡智の結晶として尊ぶべきものですが、
特定の時代や民族にしか通用しないものだったり、
「~べし」「~しなければならない」と規制が強く、窮屈な面があります。
また、それを守ったからといって、必ずしも幸福になるとは限りません。
純粋倫理は自分や人を縛るものではなく、時代や場所、周囲の環境を問わず、
いつでもどこでも誰でも実行できるものです。
*
それを守って生活していくと必ず幸福となる。
徳と福が一致する。ここに大きな特徴があります。
純粋倫理は、丸山敏雄(倫理研究所の創立者)により発見され、提唱されました。
丸山敏雄の遺した『万人幸福の栞』には、そのエッセンスが17の項目に分けて凝縮されています。
子供と親の目に見えないつながり、働くことの意味、肉体と精神の関係、
捨てる極意、苦しみを幸福に転じる心の持ち方ー
どれも日常生活にピタリと結びついた暮らしの指針であり、
自然の法則です。
純粋倫理とは|一般社団法人倫理研究所より